私立穂群原学園小等部に通うイリヤは、魔法のステッキ「マジカルルビー」の巧妙な話術に騙されて魔法少女になってしまった。もう一人の魔法少女・美遊とともに、ステッキの元マスターである凛とルヴィアに言われるがまま“クラスカード”の回収に奮闘することに。どうにか7枚のクラスカードを回収した2人。誰にも心を開かなかった美遊だったが、自分を「友達」と呼んでくれたイリヤとの間に絆が生まれていた。




それから数日後、2人に新たな指令が降ってきた。凛からもちかけられた任務中に大空洞の崩落にみまわれた一同の前に、イリヤにそっくりな少女“クロ”が誕生する。 自分が「ホンモノ」になりたいクロはイリヤの命を狙っていた。イリヤとクロの仲介に入った母・アイリは、クロが「聖杯戦争」と呼ばれる儀式の器(かぎ)となるため生まれ、そして封印された存在であることを語る。クロは心に秘めていた「ただ生きていたい」という願いを叶え、アイリとイリヤに家族として迎え入れられる。

そんなある日、カード回収の前任者であるバゼット・フラガ・マクレミッツがカードを取り返しにやってきた。圧倒的な戦力でイリヤたちを叩きのめすバゼットだったが、8枚目のクラスカードの情報と引き換えに一時休戦となった。ようやく自分の手で、自分たちの日常を守ったイリヤたち―。


© 2013 ひろやまひろし・TYPE-MOON・角川書店/「プリズマ☆イリヤ」製作委員会
© 2014 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA 角川書店刊/「プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」製作委員会